2014/01/28(火)  CATEGORY:神奈川県

【国府津】小田原邪宗門

この日、私は熱海に向かっていた。

横浜から東海道線に乗り、途中下車を繰り返しながら。

最後の寄り道は国府津。目的は「小田原邪宗門」。東京以外で初めて訪れる邪宗門。

小田原邪宗門

小田原 邪宗門

神奈川県小田原市小八幡2-12-26 三寶寺 内
小田原 邪宗門

国府津駅に着いたのが16時半過ぎ。閉店時間が18時。

少し時間が厳しい。

通常なら1時間半もあれば特に焦ることはないのだが、小田原邪宗門は駅からかなり離れている。

国府津と鴨宮の丁度中間に位置し、どちらの駅からも遠い。

ただ、国府津から店までのルートは至って単純で、ひたすら東海道をまっすぐ進むのみである。

問題は、うっかり通り過ぎてしまう可能性。さすれば万事休す。あっという間にラストオーダーの時間を迎えてしまう。そのうえ、手元の地図が頼りない。今回はバタバタと直前に思い立ち、粗っぽい走り書きをした自家製の地図なのだ。

東海道

日が暮れかけた東海道をいつもより早足で、それこそ競歩?でわき目もふらず歩いた。笑っちゃう話だが、地図を見ると郵便局、横浜銀行、親木橋交差点までは律儀に目印の記入をしていたが、面倒くさくなったのか(自分のことだが)、途中からは「ただひたすら歩く 鴨宮方面」とお茶を濁してあった。

小田原邪宗門

けど、意外となんとかなる! 「ただひたすら歩く」は正しい。迷うことなくあっさり辿り着いた。

小田原邪宗門

ところで三寶寺内? 邪宗門の住所は三寶寺内になっており、マスターは住職だと聞いていたので、まずはお賽銭してから入るのだろうか???

小田原邪宗門

邪宗門に続くアプローチは別にあった。多分、お賽銭は不要(声を大にすることではないが)

小田原邪宗門

そして、これが小田原邪宗門店内全景。

私がこれまでに行ったことのある荻窪、世田谷、桜丘とは、雰囲気が全然違う。

一瞬、ホールかと思った。

奥が一段高くてステージのようになっており、グランドピアノ、凄そうなスピーカーが置いてある。

このとき流れていたジャズピアノも、かなり良い音。

小田原邪宗門

さらにライトアップされたショーケースには、美術工芸品。ギャラリーのようでもある。

小田原邪宗門

近づいて見てみると、エミール・ガレ、マイセン等超有名どころの名前が!

これまで何十回となく訪れた荻窪邪宗門が自分の中の「邪宗門スタンダード」になっていたので、すごく新鮮! (荻窪店は絵でもランプでも、あちこちに雑然としていて、これが魅力)。

入堂したのが、午後5時近かったからか、場所が分かりにくいからか、先客はゼロ。

「お好きな席へどうぞ」

小田原邪宗門

可愛い女店員さんから声をかけられ、美術品がよく見えるショーケース脇のテーブルに座ることにした。

小田原邪宗門

注文したのは店名を冠した邪宗門ブレンド。何となくお寺さんらしいカップ&ソーサー。後味がすっきりしていた。他店と味は似ているような似てないような。やっぱり少し違うかもしれない。

結局、最初から最後までお客は私1人。体に染み渡る音楽に包まれながら、広々した空間を贅沢にも独り占め。勿体ないような気もしますね。

せっかくなので、お客さんが他にいないのをいいことに、可愛い女店員さんに声をかけ、店内の写真撮影をさせていただいた。

小田原邪宗門

ずっと真っ暗だった絵(仏教画?)が飾られた別室にも電気をつけてくれた。

小田原邪宗門

入るときは何となくスルーしていたが、ふと目に留まった「邪宗門秘曲」(北原白秋)。世田谷邪宗門で伝票の裏に印字されており、たしか桜丘でも見たような気がする。

この写真ではチラッとしか写っていないが、スピーカーらしきものが見えませんか?

まったくもってオーディオには疎いので、詳しくは語れないけど、なんか凄そう! 女店員さんによると、現在は製造していないものらしく、「重低音で鳴り、素人目にもその凄さが分かります」とのこと。

小田原邪宗門

個人的にはスピーカーも凄いが、このアンプ。あくまでも見た目だけだが、心惹かれた。この辺分かる人には分かるんだろうな、と専門的に説明できない自分がもどかしい。

ここで思わずハッとした。

東海道でパッと目を引く大きな看板。そこに「音茶房」と書いてあった。

どうやらマスター(住職)は音楽好きらしい(おそらく好きレベルでは済まないはず)。不定期で店内コンサートも開かれるとのこと。

邪宗門の店主(門主)は、マジックという繋がりで結びついているが、絵を描かれたり、音楽を楽しんだりしている。この多芸多才ぶりが個性となって邪宗門各店の強い個性を作り上げているのだな、と改めて納得した。

あと、お気付きの方、どのくらいいるのか? 冒頭の写真の木製の看板「COFFEE HOUSE JASHYUMON」は国立店のものだという。ここにも邪宗門のDNAが受け継がれているのであった。

さらに、最後の最後で、思わぬサプライズ。

小田原邪宗門

気さくで話しやすい女店員さんだったので、気付くと閉店ギリギリまでお話してしまった。また帰りは長い。その前にお手洗いに入っておこう。

…と出てきたら、戻ってきた住職。

つい先ほどまで、とある方と食事していたらしい。書いてよいのかどうか分からないので、ここでは「とある方」にしておく。

「えっええーーーー!!!」

あんまりにもビックリして思わず絶叫。「今夜は熱海に泊まるそうです」

これまた「えっええーーーー!!!」

いやいやいや、こんなのアリ? だって、私もこれから熱海に行くのだから。

なんとも不思議なご縁。もしかしたら、熱海で偶然バッタリ会ったりして…。そんな期待をしながら、小田原邪宗門を後にしたのだった。

利用金額

  • 邪宗門ブレンド 500円

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