2013/08/24(土)  CATEGORY:東京都下

【八王子】珈琲専門店 憩

八王子抜きに、多摩地区の純喫茶を語ることなかれ。

多摩地区で、最大の都市といえば八王子。これは揺るぎない事実。まず人口が多い。歴史もある。大学も多い。当然、純喫茶もある。

純喫茶好きで八王子に行ったことない方は一度行ってみましょう。駅前だけでも、すぐに何軒か見つかりますし、駅からかなり離れた場所でも、あまり知られていない珠玉の純喫茶があります。

「珈琲専門店 憩」は八王子駅から近い。徒歩5分ほど。けど、これまで足を踏み入れたことのない場所にあった。

珈琲専門店 憩

珈琲専門店 憩

東京都八王子市三崎町2-10

…というのも、このへんは風俗店が密集しており、いかがわしい雰囲気なのです。近くにはどぎつい看板がチラホラ。

最初はマズッたか!? そわそわ早足になってしまった。でも、昭和の匂いが強烈な建物も入り混じっているのです。

珈琲専門店 憩

その1つが憩。渋い3階建ての建物が目を惹いた。もしかしたら、東京では絶滅危惧種の3フロア構成の純喫茶かも?

珈琲専門店 憩

看板はチモト。地味に2色。緑はよく見るけど、珍しい茶色もあり。

珈琲専門店 憩

でも、一番の決め手は、中が見えないスモークガラス。近寄ると、シルバーで「憩 IKOI」。COOLでLOVELYなデザインは悶絶級。取っ手もシルバーのスクエアタイプ。

70'sまっしぐらな純喫茶!?

と、期待しつつ扉を開けるが、外観のイメージとは違い、すっきりと、広々した空間が広がっていた。

午後4時頃で先客1名。

2階へ続く階段が目にとまったが、行ける雰囲気ではなく、止められたら恥ずかしいので、おとなしく1階の席へ。

あとでお店の方に聞いたところ、2階・3階も客席(!)だが、現在は使っていない、とのこと。

珈琲専門店 憩 珈琲専門店 憩 珈琲専門店 憩 珈琲専門店 憩

内装は比較的新しく、どこかで一度は改装をしていそう。でも、決して味気ない感じではなく、古代エジプトの壁画風の銅版画を飾っていたり、奥はガラス張りで坪庭みたくなってます。遠目には日本庭園に思えますが、西洋的な彫刻があったりと、不思議系アート空間。

メニューは珈琲専門店と銘打つだけあって、ストレート・ブレンド・アレンジ珈琲の種類が豊富。

珈琲専門店 憩

青い炎が幻想的なアイリッシュコーヒーなんてのもあります。950円…。

全体的にお値段はそこそこします。ブレンドコーヒーも何種類かあり、スペシャルブレンドは800円。

珈琲専門店 憩

そこで、一番安いオリジナルブレンドコーヒー(550円)に。

珈琲専門店 憩

あと、お得そうな(←セコイ)パウンドケーキと紅茶のクッキー(250円)も注文。ケーキがみっちりとして、美味。

珈琲専門店 憩

本棚があったのですが、なぜか『失踪日記』(吾妻ひでお)がある!!!

この1冊だけマニアック。

一応、ずいぶん前に人から借りて読んだことあり、おぼろげながら内容は知っています。著者自身が主人公で、ホームレスになったり、アル中になったり(実話)。内容は重いのですが、軽いタッチで描いた秀作。

せっかくなので、読むことに。ただ、軽いタッチの割りに、じっくりと内容をかみしめると、途中で考えさせられることが多く、コマも小さい。意外に時間がかかり、なかなかページが進まず。この後、もう1軒行くつもりだったので、途中で断念。

こちらは全席禁煙。そのせいか、空気に透明感があります。マッチは期待薄でしたが、憩のロゴが悶絶級だったので、念のために聞くと、「ある」とのこと。

小躍りしました。

そして、すっごい可愛い!

その上、「こんなのもあります」

珈琲専門店 憩

灰皿を出してくれました。「写真撮ってもいいですか?」と聞くと、「差し上げます」とのこと。

わーわー。嬉しく、何度も何度もお礼しました。

正直、内装は70's的要素は少ないのですが、ロゴだけは70'sまっしぐら。秀逸なデザインだと思う。

左右で男女をイメージしているらしい。「どっちがどっちだったかは忘れちゃったけど」とママ。

なんとなく、左のハートの方が女性、右のダイヤが男性のような気がしますが、どうなんでしょう。みなさんは、どう思いますか?

珈琲専門店 憩

これも純喫茶あるあるかな? 外から中は見えずとも、中から外は丸見え。

入るかどうか迷う姿、意外と目立ちます。

さて、2度目の訪問は、暑い暑い猛暑日。長時間炎天下を歩くのはきつく、『チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち』の鑑賞のため、夢美術館に行く前に、一度ここで休憩を入れました。

空調がよく効き涼しく快適。こう暑いと、クーラーの効きが良いか否かも訪問の大きな動機になりますね。内装はすごく好きでも、エアコンの効きが悪い店は自然足が遠のきます。

珈琲専門店 憩

チーズサンドとアイスコーヒー。

パンに弾力があり、芥子バターを塗っているのか、少しピリリとして、ハマる味。

もちろん『失踪日記』の続きも読みます。黙々と淡々と読み進める。

静かなBGMが流れ、涼しく、広々した空間。お店の人はカウンターに集まり、むやみやたらとお客を追い立てたりはしません。

読書がはかどる。漫画だけど。読破も間近。あと、もう少し、というところで…。

ティロリロリロリーン♪

いきなり、静寂が破られ、音のする方を見ると、カウンターから。からくり時計が午後4時を伝えるため、音楽を奏でたのでした。

もうこんな時間。慌てて、急ぎ足で最後まで読破。

周りを見回すと、お客さんの顔ぶれが1時間以上も変わっていません。長居をされる方ばかりのようです。

珈琲専門店 憩

隣に座っていたのは男子学生4人組でしたが、その中の1人が「お前、いい店知ってるな」と言い出し、他の男子が同意してるのが聞こえた。

声には出さなかったけど、私もこっそりと同意。

4軒長屋

憩を出た後、強烈に渋すぎる4軒長屋(?)を発見。

2階のテントがなんともソソられます。

珈琲専門店 憩 マッチ
珈琲専門店 憩 マッチ (2013年)

利用金額

  • オリジナルブレンドコーヒー 550円
  • パウンドケーキとクッキー 250円
  • アイスコーヒー 550円
  • チーズサンド 500円

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