2013/06/10(月)  CATEGORY:大阪府

【松虫】喫茶・軽食 ゆうなぎ

たまに旅先で、深い余韻を残す純喫茶に出遭うことがある。東京に戻ってもなお何度も何度も反芻するような…。

今回の大阪旅行では、松虫駅前の「ゆうなぎ」がそうだった。

松虫という変わった名前には由来があるらしく、ここでは説明を省略するが、阪堺電車上町線の駅である。松虫駅で降りると、「喫茶・軽食ゆうなぎ」と書かれた屋根がホームから見える。

ゆうなぎ

喫茶・軽食 ゆうなぎ

大阪府大阪市阿倍野区松虫通1-1-2

ゆうなぎ

線路沿いの風景が、昭和30年代頃の映画のようだ。

はやる気を抑え、踏切を渡る。

ゆうなぎ

リアルにこんなワンシーンなかった? モノクロ映画をカラーで観ているような気分。

いつの間にか、私がその映画の登場人物になって、それを俯瞰で見ているような不思議な感覚。

映画『夕凪』とか…ね。なんだか悲恋物っぽいけど。

ゆうなぎ ゆうなぎ ゆうなぎ ゆうなぎ ゆうなぎ

椅子が大変美しい。自然光がさしこみ、映える色合い。

海岸地方で、夕方になると、陸風と海風が交替し無風になることを夕凪というらしい。もしかしたら、夕凪の時、海に沈む夕日がこんな色だったりして。

ゆうなぎ ゆうなぎ

そんな意味があるのかないのか、海のように青い、おしぼりトレイに、灰皿。しかもお塩の蓋まで。これ、ひょっとしたら、アジシオでは?(笑)

ゆうなぎ

クリームコーラ。大阪名物かしら? たんなる好奇心で注文したら、出てきたのはコーラフロートだった。

大阪ではコーラフロートではなく、クリームコーラなんですね。

メニューを見返すと、クリームソーダ、クリームコーラ、クリームコーヒー。

納得!

東京では飲み物にアイスクリームを浮かべた飲み物を「○○フロート」、ソーダだけ例外的にクリームソーダと呼び、それが当たり前だと思っていた。でも、すべてを「クリーム○○」と呼ぶ方が理にかなっている。

路面電車が走るのをときおり窓から眺めながら、この日の計画を立てた。せっかくだから、この後行く西田辺で、大阪市内の地図を買おう、とか考えつつ、手帖にメモ。

「……関東では気温が上がらず過ごしやすいですが、関西では30度以上になるでしょう」

ふいに、テレビからニュースが流れる。

やっぱり? 家を出たときは早朝とはいえ、すいぶんと涼しかったが、大阪に着いた途端、暑い、と思ったんだった。気のせいではなかったんですね。

店の奥で、こんな情熱的な詩を見つけた。

ゆうなぎ

悪魔のように黒く
地獄のように熱く
天使のように優しく
恋のように甘い
これがコーヒーだ

どうぞこの黒い悪魔をかわいがって下さい

読んでるうちに、照れてきた。(^^;

ゆうなぎ

次はここで誰かと待ち合わせをしてみたい。

ゆうなぎでなら、待ちぼうけしてもいいかも、と思ってみたり。

代わりにもらったマッチ
お店のマッチの代わりに、もらったマッチが思いのほか可愛かった。

利用金額

  • クリームコーラ 400円

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