砂川七番という駅をご存知でしょうか?
東京に住んでても、なかなか縁がない駅だと思う。私もつい最近知ったばかりのモノレール沿線の駅。それも立川から上北台方面という、これまた終着駅も微妙な…。うーん。でも行ってきましたよ。ホットケーキが美味しい喫茶店があるという情報をキャッチしたので。
ちなみに駅前はこんな感じ。
東京都立川市幸町1-37-4
典型的なモノレール沿線風景ですね。以前紹介したニューライフ千城のある千城台もこんな感じでした。千葉市と立川市。距離はあれど、雰囲気はそう変わりないですね。個性がないのがモノレールの特徴なのかしら?と思ってしまうほど。
車がビュンビュン走り抜け、モノレールが頭上を通り過ぎる。そんな環境下に「軽食&喫茶 ウェスティ」はあります。通常ならば駅前立地は大変有利ですが、ここでは果たしてどうでしょう? 地元でないのでよく分かりませんが、モノレールの利用者って多くはなさそうだし、微妙なところであります。
まあいらぬ心配かもしれません。お腹も空いたことですし、店に入ることにしましょう。2階への階段を上ると、上からクラシック音楽が聞こえてきました。
いらぬ、というわけでもなさそう。店内ノーゲスト。カウンターにはママさん1人。
どこの席にしようかしら? 窓際の番端っこの入口近くにしました。多分、ここが一番落ち着く席なんではないかと。
あらかじめ決めていたとはいえ、一通りメニューに目を通します。
カレーライスはいいとして、ねぎラーメン、冷やし中華、餃子に和膳? ちょっとした定食屋のラインナップ。そして謎のパイロゲンなる飲物まで。
パイロゲンといえば、中野区内の純喫茶のメニューで一度目にしたことがあります。そのときお酢のような酸っぱい健康飲料だと教えてもらいました。うーん。どうなんでしょね?と結局試しませんでしたが、以来、他の純喫茶では見かけたことがありません。謎のドリンク。それがパイロゲン。
せっかくなので頼んでみようかしら?
…とも思いましたが、無難にホットケーキとアイスコーヒーで。「ホットケーキは少し待ちます」とのお断りがありました。注文を受けてから焼いてる証拠なのでむしろ良し!
下まで聞こえてきたクラシック音楽ですが、店内ではさらに大音量。窓を開けっぱなしにしてたけど、外の車の音を掻き消すほど。待ってる間にじっくり音楽で心を鎮めながらホットケーキの登場を待ちます。
その間お客さん全然入ってこないけど大丈夫かな?とか心配しつつ出てきたホットケーキはふっくらきれいな焼色です。バター(マーガリン?)がすぐにずり落ちてしまうので、写真を撮るのはほどほどにさっさといただきます。
「あ、ホットケーキだ」というお味でした。これは決して悪い意味ではなく良い意味で。奇をてらわず、基本に忠実なホットケーキでした。これがいいんですよ!
そして、ホットケーキの後サラダをサービスしてくれました。
私的には大当たりでした。サラダというと、レタスを中心とした生野菜をイメージしますが、こちらは温野菜のサラダ。にんじん、ポテトサラダ、ブロッコリ、その他。全部手作りらしく、すっごーーーい美味しかった。丼いっぱい食べれる自信あります(笑)。
ポテトサラダが黄色いのはなんでだろう?と思ったら、「インカのめざめ」という希少で高価なジャガイモを使用しているそうです。
サービスというレベルではなくて、これはお金を取っても良いのでは?
結局食べ終わって帰るまでお客は私だけでした。そこで少しお店のママさんとお話させていただきました。
私はホットケーキ目当てで来たわけですが、こちらで出す食事は全部手作りにこだわってるそうです(ニューライフ千城でも同じこと言ってました。モノレール没個性とあなどることなかれ!)。カレーに自信があると言ってましたが、食べてもいないのに、そりゃそうだろう、と思ってしまう私はホットケーキとサラダですっかり骨抜きになってしまったようです。
あとは餃子。中の具材もこだわてるみたいで、1個1個が大きいらしい。これもね、食べてないけど、そりゃ美味しいだろう、と、うんうんうなずきながら聞いていました。
場所が場所なのでそう簡単には行けないのがネックですが、砂川七番のウェスティ、覚えておいて損はありません。
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