2012/02/11(土)  CATEGORY:神奈川県

【大口】喫茶室 鹿鳴舘 (ロクメイカン)

届いた一通のメール。
JR横浜線大口に鹿鳴舘という喫茶店があります」との情報提供でした。

ろ、ろ、ろくめいかん!?

ネタか本気か? まずは大口にはどうやって行くのか?(大口?) 調べて行かねば!

だって、鹿鳴舘だもの。

看板

喫茶室 鹿鳴舘 (ロクメイカン)

神奈川県横浜市神奈川区大口通122 (バス停「大口商店街」から住宅街に入る)

大口駅へは東横線菊名駅でJR横浜線各停に乗り換え、隣駅でした。都心からそう離れていません。失礼ながら辺境の地だったら、と脳裏に浮かんだり。横浜市内そんなわけないのに。

「分かりにくい場所にある」との前情報でしたが、迷いませんでした。ただ、知らなければ偶然見つける可能性は低いです。

大口通り交差点のそばのバス停「大口商店街」が目印。そこからわき道にそれると住宅街。「鹿鳴舘」と店名の入った建物が見えてきます。鹿鳴館ではなく鹿鳴舘。舘ひろしの舘。

入口

本気だ!本気で鹿鳴舘だ!

しかと本気ぶりを目撃してきます!

カウンター カウンターの椅子 鹿の剥製

壁は煉瓦。立派なカウンターには老マスターが1人。お客はいません。音楽はシャンソン。

そして鹿の剥製。なかなかの美男子です。

猛々しい角を見て、この鹿の前世を妄想。

大鹿を見つける。丁度弾が切れていたので代わりにサクランボの種を鉄砲に込めて撃つと、鹿の額に命中したものの逃げられてしまう。数年後、同じ場所に行ってみると、頭から10フィートばかりの立派な桜桃の木を生やした鹿がいた。男爵はこれを仕留め、上等の鹿肉とサクランボのソースを一緒に手に入れた。

「ほら吹き男爵の冒険」の在り得ないエピソード。子供の頃読んだ絵本のシーンが浮かびました。

照明 店内 コーヒー

おっと。立ち尽くしたままではいけません。座ってコーヒーを注文。

1981年創業の鹿鳴舘は、奥様の闘病の関係もあり、しばらく休業していたそうです。

「ずっと閉めてればお客さんも来なくなりますよ。でも今年は頑張りたいと思ってます」と意欲的なマスター。

亡くなった奥様は先見の明があったようで、壁の煉瓦を同じもので揃えるのではなく、全部違うものにした方が良いと提案したそうです。その方が長く使っても飽きがこなく、味がでてきてよいから。

言われてみればなるほど。床の煉瓦は同じもので揃っていますが、どこか平坦に見えます。壁の煉瓦は近くで見ると、表面がうねっており、これが深みを与えてるように見えます。

奥様とはお元気な頃、2人であちこち海外旅行に行かれたようで、アルバムを見せていただきました。その中に創業数年後の鹿鳴舘店内の写真が混ざってました。

これがおそろしいほど現在の内装そのままなのです。

テーブル
(日本茶をサービスしてくれました。)

煉瓦の壁はもちろんのこと、ペルシャ絨毯のような豪奢な模様の椅子も。

「それなりにお金をかけましたが、良いものを使っているので、改装の必要がなかったんですよ」

それにしても鹿の剥製ほどではなくとも、気になるものが多い。
(一部紹介)

大きなまつぼっくり

ニューヨークで買ったというまつぼっくり。こんなに大きくなるもの?一瞬、パイナップルを乾燥させたものかと思いました。

船の模型

船の模型にはMark Twain(マーク・トウェイン)との文字が。トムソーヤの冒険だろうか? クリスマスには電気を入れてライトアップするそうです。

電話

そして電話!現在も使えます。

表彰

マスターは大正14年生まれの86歳。戦争にも行ったそうです。その年齢にも驚きましたが、毎年富士山に登っているときいて、本気で驚いた。

お名刺をいただきましたが、富士山登山愛好会の会長でもあります。入会資格は70歳以上!名簿を見せていただきましたが、91歳の方もいましたよ!

なんとも希望のわいてくるお話です。

創立1981年

帰り際、「私に会ったので、あなたには良い事がありますよ」と言ってくれました。

ありがとう! その言葉を胸にこれからも逞しく生きてゆきます。

そして、最後になりましたが、H様、情報提供のメールをありがとうございました。本気の鹿鳴館。名前負けすることなく、鹿鳴館でした。この後、ご紹介いただいた大口の他の純喫茶2店も行きましたよ。どの喫茶店もみんな良かった。大口スゴイ!

喫茶室 鹿鳴館 マッチ
喫茶室 鹿鳴館 マッチ (2012年2月)

利用金額

  • コーヒー 500円

関連記事

[ コメント 0 ] page top このエントリーをはてなブックマークに追加
コメントの投稿
非公開コメント

<<【大口】COFFEE & RESTAURANT ロデオ  | ホーム 【新中野】COFFEE & SNACK ミロン (閉店)>>

プロフィール

エムケイ
Author:エムケイ

ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。

当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。

ブログ内検索

カテゴリ

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

カウンター

QRコード

QR

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: