2012/01/28(土)  CATEGORY:浅草橋・蔵前近辺

【蔵前】Coffee Shop らい

台東区三筋。外れでもないのに、これまで一度も来る機会がありませんでした。

蔵前から徒歩。でも新御徒町や田原町からも至近距離。少し頑張れば上野や浅草まで歩けますが、この辺りは穏やかな下町でした。

こういう空白地帯には、たまに素敵な純喫茶が潜んでいます。

三筋2丁目交差点の「Coffee Shop らい」のように。

三筋2丁目交差点

Coffee Shop らい

東京都台東区三筋2-24-10

ストライプの縦長の庇が目を惹きました。でも、それ以外は主張するでもなく、しっかり風景の一部として溶け込んでおり、特に目立っていません。

庇 看板

入りにくいかと言われればそうかもしれない。けれど私は横断歩道を渡った勢いで、すんなり入ってしまいました。

え…。一瞬、言葉を失いました。

窓際の席 コーヒー 床 棚 壁際の席 黒電話 天井

なんて素敵な空間だろう。霜降り模様のグレーの壁、凝った天井、床の煉瓦はぐるっと円を描いています。椅子の形から、半地下になった奥のカウンターまで。古い店だとは思いますが、大変お手入れも掃除も行き届いていています。

窓際の席は光が柔らかく射し込み、そこだけスポットライトが当たっているようでした。迷わずこの席に。

マスターが注文を聞きにきました。しゃきっと背筋が伸び、穏やかな笑みを浮かべ、この空間にふさわしい主人公です。首からはプレートを下げており、発声は困難だけど耳は聞こえます、という内容。コーヒーを注文しました。

店内に流れるのは気持ちの良いジャズ。うつらうつらしてしまいそうです。先客男性1名は半分眠っているようでした。

少しして、サラリーマンの男性が入ってきました。おそらく一見さんでしょう。マスターに「ホットコーヒー」と注文しましたが、何も返事がないので、「えっ?」と不可解な表情を浮かべていました。しばらく腑に落ちないといった顔つきでしたが、コーヒーを持ってマスターが登場し、真正面からプレートを見たのでしょう。「あっ!」という驚いた表情になり、「ありがとう」と言うのが聞こえてきました。

外を眺めたり、本を読んだり、音楽に耳を傾けたり、店内の素晴らしい内装をあちこち眺めたり。コーヒーはあっという間になくなり、追加でもう1杯。

お手洗いを使わせてもらいに2階に上がりましたが、ここでもまた言葉を失いました。

2階 2階の壁の絵 照明

吹き抜けになった2階から見下ろすと、日本ではなく、どこか外国のカフェ(行ったことないくせに!)にいる錯覚に陥りました。

マスターは発声は困難ですが、こちらの話す内容は聞こえるので、この空間がとても素敵で写真を撮りたいと伝えました。2階の電気をつけてくれました。

閉店間際で他にお客さんはいません。棚から写真家が撮った写真を取り出し見せてくれました。「らい」の店内を素敵に切り取った写真でした。

2階から1階を見下ろす

そして、テーブルに光るものがコトリと置かれたのです……。

利用金額

  • コーヒー2杯 400円×2

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