山梨県甲府市丸の内2-15-15
ここは純喫茶にぃさんのブログで紹介されており、甲府に行ったら絶対行こう、と決めていた。
たしか、昨年閉店した虎ノ門の般若ばりに蔦で覆われた喫茶店だったはず、と来てみたら、たしかに蔦。
覆われてるというより、もはや侵食されてるレベルの蔦具合。
ビジネス旅館「萬集閣」と喫茶店「六曜館珈琲店」のオーナーは一緒のよう。
店内全体のイメージは昭和というより、大正。落ち着いた色調。ステンドグラス、花モチーフのロマンあふれるレトロなシャンデリア。流れるクラシックはチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。
コーヒーは注文を受けてから豆を挽く。コーヒーをいれるマダムの姿をこっそりテーブル席から盗み見した。絵になっていた。
ケーキは自家製で、しっとりとしたババロア。ケーキもコーヒーもとても美味しい。
後からぽつりぽつりと入ってくるお客さんは皆お一人様で若い。席に着くと、揃って静かに読書を始めた。
東京でいえば、神保町の喫茶店の雰囲気。
神保町もだが、雰囲気重視の店での撮影が私はとても苦手。なので写真よりも、息をひそめ、じっくりと空間にとけこむことにした。
かなり無理を言っていただいたマッチはミュシャの絵。店内の雰囲気とぴったり合ってると思った。裏側は旅館「萬集閣」のもの。
帰り際にマダムから聞いたうろ覚えの記憶によると、18:30まで喫茶でそれ以降はバータイムになる、とのこと。ワインを飲めるらしい。さすが甲府。このしっとりした空間で飲むワインは美味しいに違いない。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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