鳥取喫茶店巡り2日目は、山陰随一の商業都市・米子。
米子駅から徒歩圏内で4軒、頑張ってもまず歩けない島根県との県境で1軒入っている。これは、徒歩圏の喫茶同士の隙間を埋める『見たもの、感じたもの』を記録する記事である。
まずは米子駅前からスタート。遠目にもそそるビジュアルの「軽食・喫茶蕗(ふき)」。
庇は蕗(ふき)そのもの。
なんと蕗の鉢植え!
5時30分過ぎと時間が早すぎて「準備中」(当然か)。
笑顔が能天気な太陽の看板「コーヒー御食事 サン」という喫茶店もあった。もちろんこちらも営業時間外。
まあ、これは当然だ。5時30分から営業している洋燈は別格。称賛されるべき喫茶店なのだ。
蕗のある大通りを途中からわき道にそれると、じめっとした雰囲気の通り。増設増設で歪な形になった民家があって、ちょっと楽しくなってくる。
立派な建物がある! 近寄ると、平田楽器店という楽器店。
その向かいには、ヨーロピアンな意匠の近代建築がある。もっと頑張れば、重要文化財になりそうな目を惹く3階建て。
ビル名は大岩ビル米子専門大店ビル。
【追記】米子専門大店ビルは国登録有形文化財にされていました。
※参考:文化遺産オンライン
明治時代あたりの銀行かな?と思いきや、米子専門大店とある。ところで何の専門?
同じ並びには、「BARBERよしおか」。ほんのりピンクで艶めかしい。
店名を塗りつぶした廃業喫茶「ギャラリー喫茶KOKO」もあった。
この少し引っ込んっだ裏通りは現在随分とやさぐれているが、昔は栄えていたに違いない。面影があった。
わき道をさらにわき道にそれると、
これは(笑)!
人の顔になってる。
水木しげるロードのある境港も近いし、一反木綿(いったんもめん)に見えて仕方なかった。
ようやくたどり着いたのは、米子の初喫茶となる「洋燈(らんぷ)」。ここでフレンチトーストモーニングをいただく。
前日はパッとしなかったが、洋燈で素敵な時間を過ごしたことで活力が沸いてきた。1軒目で当たりを引くと心理的に安定するようで、穏やかな気持ちで次に向かえた。
小さな川というか水路?
廃業喫茶はここにも、「喫茶よしだ」。
水路に沿った同じ並びに「すえよし通り」の入口。
崩れたらどうしよう。おそるおそる老朽化が進んだ橋を渡ったが、すぐ引き返してしまった。ここを抜けるとキャープに行けるのだろう。
ぐるっと回ると、ペプシコーラの看板の「ワース」なんていう喫茶店もあり。
銃砲(え?)火薬の店・土井親男商店、持田金物店、伊藤足袋店を経て「ケイ食・喫茶キャ―プ」。
ここで2軒目の喫茶をしたかったが、開店時間前だったので後回し。少し先にある本通り商店街を歩きながら、次の喫茶店に向かうことにした。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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