純喫茶旅苑の後は月江寺へ。
東京近郊でここを超える場所はないんじゃないかな。4年ぶりに訪れるが、魅力的な寂れ具合に衰えはなし。今回も街歩きをしっかり堪能した。
できたらあますことなく全部お伝えしたいが、それをするとブログの趣旨が『怪しい街歩きガイド』になってしまいかねない。
それも今の私には荷が重くしんどい。モチベーションも続きそうにない。
これぞ月江寺!
月江寺の中でも一際ディープで危険な匂い漂わす西裏通りとミリオン通りに絞ってレポートしたい。
レトロな街灯が並ぶ通りは、昼間でも人気がなくぞっとする静けさ。
お、おおおお~~~!
アポロ
いきなり大物登場。
アールの形に店名がカーブしてるのが素敵。
見ようによっては純喫茶っぽくもある。もしかしてカフエー?
元赤線地帯を歩いてる人のネット記事で「カフエー建築」なる用語を時々見かけるけど、なんかそれっぽい。定義とか知らないけど。アールとか貼ってある石具合とか。香ばしいオーラがぷんぷん。
こちらもヤバげな「軽食喫茶ハート&ハート」。
どちらも目いっぱい洋風の城に見せようと頑張ってる。偽物っぽいけど。誕生した時期は、高度経済成長期というよりはもっと古い気がする。下手したら戦前かも?
さすがにもう営業してるわけないよね。相当昔に現役は退いてるはず。どんな店だったのか知りたいと思い、自宅に帰ってネット検索してみたけど特に何も出てこなかった。
2軒の位置関係はこんな感じ。
駐車場(?)を囲むような形で建っている。月江寺は見どころ満載で町全体がマニア向けのセットみたくなってるが、私的にはこのアポロの一角が最強だった。
向かいにも、気になる建物が。
「コーヒー&メンズショップKAMIO」なる看板。
紳士服店併設喫茶といったところだろうか? COFFEEの真ん中のFFだけ大きいのが素敵。
この西裏通りは歓楽街の成れの果てのようだが、もしアポロも喫茶店だとすると、喫茶密集地帯でもあったということになる。
せめて写真でもいいから、現役の頃を見たいなあ。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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