日光の次に訪れたのは、東武宇都宮線・野州平川駅前の「COFFEE SHOP DOKO(ドコ)」。
栃木県栃木市大宮町2290-26
私はいつ何時栃木に行くことがあってもいいように、栃木県内の鉄道路線図に気になる喫茶店を手書きでメモしている。
このメモというのが曲者。書けば安心とばかり珠玉か否か関係なく適当に書き込んでるので、店名とイメージがリンクしないことがよくある。
ここ野州平川でもまた同じ体験をした。
駅の改札を出ると、てんとう虫のロゴの入った富士タクシーが並んでおり、その向こうに喫茶店らしき建物が見えてきた。しかしキーコーヒーのロゴ看板は出ているものの、あまりにも地味なその外観にはそそられず、「なぜ私はここに来たんだろう?」と軽く後悔。駅に引き返し、次の電車の時間を確認したほどだ。
ところが近づいてみると、カラフルなライトが素敵な予感!
いいじゃないの!
やはり照明は裏切らなかった。
カラフルなペンダントライトがカウンターと壁を行ったり来たりしている。
カウンターには常連さんがズラリと横並びで飲んだり食べたり喋ったり。とても賑やか。
入った瞬間は己の場違い感にうっ!ってなったけど、素敵な店内なので、あああっ…って吸い込まれてしまった。
と同時に身を隠せそうな場所をサーチし逃げ込んだ。
それが1つだけある窓際テーブル。カウンターの端っこにはお花が飾ってあるのだけど、いい感じに目隠しかわりになってる。うまいこと私の姿はカウンターからは見えない。
そしてこの席からはニューヨークの夜景が見えるという、至れりつくせりの特等席だった。
ママさんによると、「テロで、もうない建物」だとのこと。てことは、あれは世界貿易センター(World Trade Center)?
創業40年らしいが、この壁画を設置するときはまさかアメリカ同時多発テロで爆破されるなんて考えもしなかっただろうな……。
ブログでは省略してるが、日光ではダフネの後にも別の店に入っており、そこでも珈琲を飲んでいる。すでにコーヒーを受け入れるキャパに達していた。何か別なものを…。て思ったが、結局は同類のコーヒーフロートに落ち着く。
上に乗ってるざっくりした形のバニラアイスを華奢な長いスプーンですくって食べながら、消えかけていた情熱の炎が再びメラメラと燃え上がるのを感じた。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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