エルミタージュから次の喫茶店に向かう途中、予定外の寄り道をした。
茨城県日立市中成沢町3-7-10
空き地などを囲む金網のフェンスに、セットメニューの案内。
どうみても喫茶のセットメニューだが、3段目の晩酌セットが引っかかる。居酒屋っぽい? スナックっぽい? 少したじろぐけども、モーニングセットがあるから大丈夫?
大通りからわき道にそれて住宅街の方に歩みを進めると、
山小屋チックなウッディーな看板に、「コーヒー&軽食 茶房 道」。
その奥に喫茶店があった。
看板の上には営業中の表示があるものの、なんだか普通のお宅のようで入りにくい。ところが中の様子をうかがう間もなく、外で植木の手入れをしている女性と目が合ってしまった。必要以上にうろつくと不審者と勘違いされて入店の機会を逸してしまうので、ここはひとつ思い切りよく、「入ってもいいですか?」と聞き、玄関を入って、喫茶の部屋のドアを開け入店(やはり家!)。
しかし室内にはカウンターがあり、アーチをしつらえてあったり煉瓦調だったりで、まぎれもなく喫茶店の内装。
天井の中央が不自然に高くなっていた。以前はシャンデリアがぶら下がってたんじゃないかな~?
メニューはないようで、できるのはコーヒーとのこと。
クラシカルなカップにてコーヒーが供された。チョコレート付。
駅前でもないし、繁華街でもないし、観光地でもない。見知らぬお客の存在が気になるようで、「この辺の方?」「こちらには何か御用でもあったの?」などママさんからは色々聞かれた。近くに茨城大学があるので、その関係?とも聞かれたが、即効で否定しておいた。「近くに用事があったけど時間が早いのでそれまで時間潰しで」とか適当に答えたが、まだ腑に落ちない表情を浮かべている。
御用は喫茶店だよーー! そう言えたら、どんなにスッキリするか…(言わないが)。
「ちょっと外を見て」
声をかけられ窓から外を見ると、庭にある木からリンゴが突き出ており、鳥がそれをついばんでいた。リンゴは割り箸みたいなものに刺さっていた。餌付けしてるのかしら?
ほのぼのした一幕ありで、今度こそお目当ての喫茶店へ。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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