門司港散策 (1) 異国情緒漂う艶めかしい中華料理萬龍

これこそが門司港。

初めての門司港で、歴史的知識はないけども、勝手にそう思った。この一帯には、華やかで艶めかしくも怪しげな空気が充満していた。喫茶店は1軒しか入れなかったが、ほんの少しこの辺をうろついただけで、すっかり満足。

門司港散策1

以下お得意の独断と偏見で見たままそのままの感想を。

門司港散策2

まずは、こちらの「いろは」。

屋根の形とか、後から付けたしたようなオマケみたいな3階とか、四角の角の部分を正面にした切り込み(?)具合が普通じゃない感じ。

門司港散策3

竹の棒を渡した和風の丸窓なんか、遊廓とか元赤線チックな雰囲気がぷんぷんする。根拠はないけど、絶対過去に何かある!そんな気がする。

ただ私は特に遊廓Or赤線マニアではないので、過去そうかも?位でいちいち熱狂せず。う~~ん怪しいと思う程度。

坂を上って隣にある建物こそが私を夢中にさせた。

門司港散策4

中華料理店「萬龍」。

うわーー! 昔見た映画『上海グランド』の上海租界に出てきそうな異国情緒漂うシャレオツレトロ。奥に阿片窟があってもおかしくないような胡散臭げな怪しさもあるし、そそられる。

最近やたら町中華なる言葉をよく聞くけど、さすがにここを町中華と呼ぶ人はいないだろう。

門司港散策5

看板は色使いがレトロなチャイニーズアート。

門司港散策6

きっとお値段もウン万円とかするセレブ向けの中華で、私には縁のない店に違いないと思いきや、食品サンプルに付いてた値段は庶民的だった。

門司港散策7

ただ残念なことに、2015年2月末に閉店。現役だったら、純喫茶の1・2軒パスしても絶対入りたい好みの風貌。移転先の地図あり。

門司港散策8

ちなみにこちらが移転先。萬の字が取れて龍という店名だが、元を見てるだけにガッカリ感は否めない。

門司港散策9

くねっとした逆アラビアン(?)な縁取りが施された入口は、100%中国というよりはペルシャ的異国情緒をmixしたような魅力があった。

門司港散策10

サンプルケースの下はタイルの装飾。このへんは日本っぽい?

門司港散策11

中国中国したドアは安っぽさ皆無。中華なら赤だろう?みたいな単純なのじゃなくて、そこはかとなく品がある。「貿易協力會舘」の文字に、遥か昔の貿易で栄えた頃の門司港の面影が漂う。

門司港散策12

封鎖されてるが、2階への階段の手すりの凝ったデザイン。

門司港が栄華を誇っていた頃は、夜ごと賑やかに宴会が繰り広げられてたんだろう。うっとりと想像。

門司港散策13

さっきのいろは、この萬龍以外にも、この辺の建物にはどことなく艶っぽい雰囲気が漂っている。

後で調べてみたところ、その感覚もけして当てずっぽうな思い込みだけもなく、実際この界隈は花街だったらしい。

門司港散策14

そしてこちらこそが最高峰。坂を上りきった突き当りにある「三宜楼(さんきろう)」。

昭和6年に建てられ、門司港料亭トップ3の1つだったが、昭和30年頃には料亭を廃業。平成17年に解体の危機があったが、地元の有志により保存され現在に至る(⇒三宜楼 - 門司港レトロ)。

中も見学できるらしいが、10時から。それまで待ってられないので、今回は泣く泣くスルー。次回はあるのでしょうか?

門司港散策15

個人的な好みでいえば、もしやってれば三宜楼よりも萬龍に入りたかった。

利用金額

 

8/1発売・書籍『喫茶店の椅子とテーブル』に寄稿しました
喫茶店の椅子とテーブル

コメント

カカポ

こんにちは
いつもありがとうございます

サンプルケース下のタイル、絶対 もと遊郭だね
階段の手摺りや逆アラビアンも
京島にある 往時が偲ばれる色街建築(そんな単語ない)に似ていると思います

今回も素敵です。

エムケイ

>カカポさん
共感してくれてありがとうございます。
過去が何であったのかは、地元の方が積極的に発信しない限り実情は分かりませんが、なんにせよ色っぽい建物ですよね。
タイルを見ると、何かある!と思いこんでしまう特殊体質になってしまいました。
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エムケイ

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