見どころの多さでは、こちらが一番かも。
銘菓バルブ最中、たちばなを販売する老舗和菓子店「風月堂」に併設する喫茶店「パーラー 風月」。
滋賀県彦根市銀座町5-7
細長いビルには伝統と風格が感じられる金文字で風月堂。
風月堂っていうと、銀座風月堂を思い浮かべてしまうけど、多分関係はないと思う。
風月堂と風月。店名は堂があるかないかだけの違い。パーラー風月は2階にある。
その前にちょっとだけ食品サンプルを眺めておこうか。
彦根ではどこの喫茶店も観光資源のひこにゃんか、彦根城をアピール。ここでは彦根城。そういえば大阪の喫茶ドレミのショーケースには通天閣のミニチュアがあったっけ。
Oh!!! 手作り小倉ホットケーキ!!!
では、階段を上ってパーラー風月へ。
(階段脇のレリーフだとか見どころ多くて何度も立ち止まったのだけど、いちいち紹介してたらキリがないので省略)
踊り場にも食品サンプルがあり、下の方には看板とお揃いのコーヒー器具のイラストとカラフルな線が入っていた。
3色ペンダントライト
なんてレトロで可愛い! 赤、緑、黄で信号のカラー。
入ってすぐにあるので、本来なら真っ先に目にとまるのだけど、帰り際にやっと気づいた。というのも…
ごちゃごちゃと手提げ(年寄向け)のぶら下がってる中に紛れていたから。
壁際のライトアップされたスペースはお店の方のセンスによるギャラリー。家っぽい(^_^;)?
少しばかり雑然としてる印象は否めないけども、純喫茶としての魅力の方が上回っていた。
だって、これだもん。
黄色の真ん丸ペンダントライト、オレンジの花柄のレースのカーテン。レトロすぎるでしょ?
椅子の脇の優美なラインの金属のパーテーションもいい。
キッチュなレトロアイテムの数々、L字型で広いこと、適度な薄暗さ。雑然ポイントも薄くなっていく。こちらもまた素敵な純喫茶だった。
「笹の葉さ~らさら♪」とか「海は広いな~♪大きいな~♪」とか季節感無視の日本の童謡がBGMなのは少し不思議だった。なぜこのチョイス?
ホットケーキも気になったけど、もっとつるんと食べられるものがいいなとプリンと紅茶。
プリンの見た目がレトロで可愛い。
ソーサーには風月堂の銘菓たちばなが乗ってた。甘味がちょうと良くてすごく美味しかった!!!
ママさんのあっけらかんとした「そこにあるから勝手に持ってて~」の言葉に従い、棚からマッチをいただく。
52年営業しているとのこと。
帰りにバルブ最中とたちばなの2種類が入っているお菓子をお土産に購入。右側の方は帆船で購入したキャンディー。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
SHIHO
洗練されてすぎてると緊張してしまうので…(^◇^;)
童謡のBGMもツボです♪
やはり地方に行けば、地方独特の味も楽しめますねぇ(o^^o)
突っ込みどころも沢山(笑)
紅屋の落ち着いた雰囲気も素敵ですし、私も彦根を散策する際は行ってみたいと思います☆
なるべく季節は春以降に行きたいですが、桜の時季は観光客で混み合いそうですね(о´∀`о)
2018/03/02 URL 編集
エムケイ
童謡のBGMも面白いですよね。私もちょっと不思議な感じがして印象に残っています。
喫茶店巡りはその地方独特の食文化に触れる旅でもあります。
これは喫茶店でなくても、酒場巡り、カフェ巡りでもそうかもしれません。
彦根では彦根丼というご当地グルメがありますが、事前の調査では帆船ではなく別の喫茶店に行くつもりでしたが、たまたま最初の店ののぼりを見て決めました。
もし彦根に行かれるなら銀座商店街と喫茶店を訪れてください。
たしかに春以降がベストでしょう。でもその分とても混んでるみたいですね。
私が行ったのは雪の日。物好きぐらいしか来ないでしょう。
その分空いてたので写真は撮りやすかったです(笑)。
2018/03/02 URL 編集