埼玉県民の日の喫茶レポート第2弾は武州長瀬。
前回の記事で東武東上線を回ると書いたけども、どうせならできるだけ遠くまで行って元を取りたい。坂戸駅で越生線に乗り換え武州長瀬まで行ってみた。
喫茶店にも2軒入ったが、個々を取り上げるよりは寂れた街に溶け込む存在として、さらっと書き流していきたいと思う。
無意識に“寂れた”と書いてたが、実際武州長瀬は非常に寂れていた。
平日だから? でも週末に人で溢れる絵も想像できないし、きっといつもこうなんだろう。駅前の妙な見晴らしの良さが寂しさをより一層際立たせる中、一軒目の喫茶ホープを目指した。
え? これ?
なんか味気ないんだけど。ここが本当にいいの?
お勧めされてたので来てみたけど、う~~んこれは…別の店と間違っていやしないか?
いちかばちかで入ってみたら、えっ? 嘘! 一転して中はレトロな純喫茶的内装だった。教えてもらわなかったら、100%スルーするタイプだ。
メニューにシソ茶というのがあったので試しに頼んでみたら切らしているとかで、代わりに無難に紅茶を。
カップがデカっ!
店内は狭く隠し撮りは無理。かといって正々堂々と撮影許可を取るには自らを鼓舞しなくてはいけないが、この日はそんな気分ではなかったので、やめておいた。
武州長瀬では予定していたのはこの喫茶ホープ1軒だけだったが、少し歩いてみることにした。
写真スタジオの看板が遠くからも目立っていたので近寄ってみる。
人気のない街に似つかわしくない立派な写真館。
アーチ状のネオン看板が昭和テイスト。
見上げると鏡張り。
閉まっていたので廃業した店舗跡だと思ったが、よく見ると「スマホからプリント」という現代に適したのぼりも出てるし、単にお休みだけなのかも。
ネガがなくてもプリントできる
そういえば写真の現像なんてずっとやってないかも…。いつからか思いだせないくらい前。
飲み屋街もあった。
グラスを片手に持つ素敵なレディーの看板は、パブ芽留思(めるしい)。しいが無理矢理(笑)。
喫茶&居酒屋ゆうき
純喫茶の純を根底から覆す存在の居酒屋と&で結ばれている。ここはどう控えめに見ても喫茶という感じはしないけど、あえて喫茶を看板に掲げているということはコーヒーには自信ありなのかも? 残念ながら閉まっていた。
目の前が商店街になっており、ゆうき以外にも喫茶があるかも…と淡い期待を抱いて振り返ったら、拍子抜けするほどあっさりすぐそばにあった。
レストラン喫茶マミー
ここは全然チェックしてなかった。私に情報をくれた喫茶の達人のリストにもなかった。あったのは喫茶ホープだけ。こんなに分かりやすい場所にあるのだから、この店の存在を知らぬわけでもあるまい。
ということは……
やめておけ、ということかしら?
でもこの外観は喫茶ホープよりも100倍くらいそそられるんだけど!
次に来るのは5年以上先になりそうだし辺鄙な場所でもあるし、入っておこう。
ランプに喫茶の面影があり、メニューがしっかりしたものだったり、たしかに喫茶店。しかしどちらかというと居酒屋的な感じがした。でも排他的な感じは少しもなく、一瞬引き返そうとした小心者の私を温かく迎えてくれた。しかも変に構われることもなく、適度に放っておいてくれた。イメージとは違ったが、でも入って良かった。
フロート系がやけに充実してて、少なくとも5種類以上はあった。その中からストロベリーフロートを選ぶ。毒々しい赤、缶詰のみかん、チェリー、アイスクリームの組み合わせが素敵。
ファンシーな看板も見付けた。ロのハートマークがツボ。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント
あかりのママ
2018/02/04 URL 編集
エムケイ
それは花が店内にいっぱいという共通点からでしょうか。
私もあれっきりだな…
2018/02/04 URL 編集
あかりのママ
2018/02/06 URL 編集
エムケイ
2018/02/08 URL 編集