「山と渓谷」だけじゃなかった……。
長野駅前にある「三本コーヒーショップ」まで被っていた。私が知る喫茶店好きの2人がほぼ同時期に先行して訪問。喫茶店好きの考えることは皆一緒、行先も一緒、そうこれは宿命なのだ。そのうち旅先の純喫茶でバッタリ偶然、なんてこともあるかも。
お忍びでこっそりと純喫茶を訪れたい私にとって、それは避けたい事態ではあるが。
長野県長野市南長野末広町1358-2
2023年5月20日閉店
山と渓谷で手打ち蕎麦を食べたが、コーヒー付のセットにしなかったのは、こちらでコーヒーを飲むと決めていたから。
三本コーヒーショップといえば、コーヒーの店だもの。
これまで金沢八景店、稲毛店の2店を訪れたことがあるが、いずれも王道の純喫茶的内装が素敵だった。統一されたエンブレム、統一された店名の書体、窓枠の独特の形状などの共通点はあるが、チェーン店みたいな画一性はなく、それぞれの店に個性があった。良い印象を持っていたので、長野店も行っておきたい、と随分前から思っていた。
なら2年前に長野に行ったときにも入れば良かったのに(笑)。
ボリューム感のある看板には、ライオン(?)が向かい合わせになってる三本のエンブレム。この重厚感がたまらない。
MENUの文字の入った食品サンプルケースもユニークな形をしている。
これまで入った2店の三本どれも良かったけど、外観はここが一番好みかもしれない。
わー! 中も素敵!
重厚な余裕たっぷりの王道の純喫茶的内装。もう文句なしに好き、好き、好き。
パーテーションには大きな数珠玉みたいな飾りが付いてて、照明も、テーブルも椅子も、隅々まで凝っている。駅前の一等地なのに広々してるし、それだけでなくテーブルの配置も他のお客さんの存在が気にならないし、三本独自の飾り枠のついたアーチで仕切られた奥には半個室まである。
外観も好みだけど、内装も文句なく一番好み。
カウンターの中には、年季の入ったいかにも喫茶店のマスターといった感じの男性が立っていた。
良い立地なのでそこそこお客さんもいたが、運良く純喫茶目線で一番の特等席と思われる、全体が眺められる奥の席をGET!
背もたれも重厚。ゴージャスな三本エンブレムの飾りが入っていて、恐縮しながら座った。
暑いと、甘味が付いてたりミルクが入っていたりのバリエーション系が飲みたくなる。体が自然と欲するのだろうか?
アイスカフェオレを注文。
美味しくてあっという間に飲み干してしまった。
こちらを強力にプッシュしてくれた方によると、カフェオレのパフォーマンスが素晴らしいとのこと。それはホットに限るのかな? 残念ながら熱い飲み物を飲む気分になれなかったのでアイスに逃げてしまったが、寒くなった今なら迷わず頼むことだろう。
蔦の絡まる窓辺の雰囲気も抜群。ただ窓の外にあるのは、路地を挟んで向かいの居酒屋なので眺めはたいして良くない。程よく緑の葉っぱが半分位隠してくれるので丁度良い。
伝票は金沢八景店と同じもの。
ここで恒例のマッチ報告。
椅子から伝票から何から何までロゴ入りの三本のこと。きっとマッチもあるだろうと、お会計のとき聞いてみると、真っ白いマッチならあると言われたので、ショップカードだけ貰った。
先日日本マッチ学会のメンバーの1人が昔のマッチをInstagramに上げていたので紹介。
blackcoffee1964さんの投稿
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント
あかりのママ
天井の模様もかっこいい、行ったときは気づきませんでした。
2017/11/05 URL 編集
エムケイ
天井の模様は見上げないと気付かないかもしれませんね。
隅々まで凝ってます。
2017/11/06 URL 編集