東京都大田区大森中2-23-8
ここは人通りの少ない住宅街。目と鼻の先には賑やかな商店街があるが、ほんのちょっとわき道にそれただけでこの静けさ。
木の陰でひっそりと佇んでおり、店頭ではお馴染みのキーコーヒーと店名が交互に現れるサイコロ型の看板がくるくる回っていた。
珈琲専科の一文字一文字色違いというのがポイント高し。
前回は外観からして全力ベンツ推しだったが、こちらには「我こそポルシェ」的なアピールは特になし。もしかしたらポルシェには、車以外にも私には知らない別の意味があるのかしら?
……なわけはなく、やっぱりポルシェはポルシェだった。
壁にはポルシェのエンブレム。
と、いかにも知ったかぶりして書いてるが、ポルシェ自体まともに直視した経験がない私には、即座にこれがポルシェの正統エンブレムだと分からなかった。それよりは溜池山王のシーザーのエンブレムに似てるな、と思った。
ここで新事実。
ポルシェとフェラーリのエンブレムはそっくり。⇒参考記事
よくよく見比べると、シーザーのエンブレムはフェラーリに似ていた。シーザー→古代ローマ→イタリア→フェラーリの流れの可能性大。
そしてまたもやシーザー繋がりで余計なの見付けてしまった。昔シーザーという競走馬(1957年5月18日生まれ)がいたらしい。う~ん。こうなるとシーザーのエンブレムも単純にイタリア車だからフェラーリに似せたというより、もっと回りくどい経緯であの馬に行き着いたのかもしれない。一度この辺聞いてみたい。
……おっと、いけない、いけない。いつの間にかわき道にそれて、シーザーの話になってた。軌道修正。ポルシェに話を戻す。
全体のテイストは、ウッディーなログハウス調。物凄くレトロまでではないが、程よく薄暗く雰囲気がある。割と好き。
なぜか折り紙で作った小さな忍者が飾ってあった。
ポルシェの主張は希薄で、落ち着いた雰囲気を損なうことなく、しっとりと溶け込んでいた。
カップにもポルシェ感はなし。
オールディーズの流れる店内でコーヒーをいただく。
カウンターの中のマスターは音楽に合わせて鼻歌を歌っていた。
マッチは壁のエンブレムとお揃い。
ポルシェ愛ゆえ? 忠実に模写したのかもしれないが、中心の馬に鋭さがなく、子供の遊ぶ木馬みたいな下手ウマなのが可愛い。
「ポルシェがお好きなんですか?」
それこそ何万回となく聞かれたであろう、なんのヒネリもない間抜けな質問をマスターにぶつけると、
「以前乗ってたんですよ」と笑顔で返してくれた。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
あかりのママ
2016/08/29 URL 編集
エムケイ
私が単純にポルシェのエンブレムを知らなかった、後から知ったというのもありますが。
ん~でもベンツの方はカウンターから本物のベンツが見えたりするので、向こうの方が主張が凄かったと思います。
2016/09/01 URL 編集