喫茶店を訪れる際、気負いすぎ、期待すぎがいかに良くないか、旅から戻るとつくづく思い知らされる。
この日とある方から教えていただいた純喫茶を訪問するために志木に来たが、残念ながら休み。そこで万一のため調べておいたもう一軒「プーポ(POOPO)」へ。
あまり考えずに来たからか、いい店だなあと素直に思った。
埼玉県志木市本町5-18-3
食事系が豊富。おにぎりが2個セット、3個セット選べるらしい。
窓一面に貼ったステッカーが純喫茶っぽくて可愛らしい。
カウンターにはPOOPOの文字。POOPOって意味なんだろう?
使いこまれ色褪せた、大小様々な赤いキャラバンコーヒーの缶が並んでいる。
椅子の背がくるんと丸まった形状の真紅のベルベット。
灰皿は重厚な(実際持つと重い)船の絵。
おじいちゃんマスターからananを手渡される。こんなの初めて! 『手相』『美脚・美尻』『緊急ダイエット』の3冊。ギクッ!微妙に気になる内容。
純喫茶といえば、週刊女○、女性自○、女性セ○ンあたりがお約束なので……。すごく新鮮。
渡されたメニューには毎日通わなければ到底制覇できないくらい種類があったが、お腹の空き具合は飲み物オンリーだったので、残念に思いながらも注文したのは、
ロイヤルミルクティー。
せっかく3冊渡されたので、全部目を通した。私からすると商店街のメインの通りから外れ目立たない場所に思えたが、それでもお客さんは訪れる。常連さんが多い様子。
ものすごく個性的とか、ものすごく何かあるというわけではないが、普通に良い店だった。居心地の良い時間が過ごせた。気負いがないからかな? 旅先とは違い、フラッと訪れフラッと帰るみたいな気楽さがいい。結局はこちらの心がけ次第である。
お会計の時マッチを求めると、レジのそばの箱からサッと出てきた。
だが、喜んだのも束の間。「世界の旅シリーズ オランダの風車」だった。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント
blackcoffee1964
当時はかなりの数のお店があったのですが、今はどうなんでしょう??
2015/06/21 URL 編集
エムケイ
きっとマッチあったんだと思いますが、普通に世界の旅シリーズ渡されました。
志木には喫茶店あるにはありますが、やはりそれほど多くはありません。
2015/06/22 URL 編集